初心者の方が抑えておきたい3つの資産の運用方法

はじめに
資産運用とはさまざまな方法がありますが、
代表的な資産運用方法は、現金や金融商品で運用する場合と、
現物の資産で、所有する不動産を活用し利益を上げることなどがあります。
・老後の年金を今のようには期待できない。
・雇用が不安定な時代になった。
・今のままでは物価の上昇に耐えられるかどうかが不安。
このような理由で資産運用を始めようと考える方も多くおられることと思います。
資産運用の主なものに投資信託、株式投資、不動産あります。
これから資産運用について必要と思える事柄を見てみましょう。
投資信託
初めての資産運用には投資信託を選ぶ方が多いようです。
「投資信託」とは、多くの投資家から資金を集め、それを、運用の専門家が 複数の株式、公社債などに投資します。銀行や証券会社で購入できます。
株式投資などと比べ最低一万円以下の資金で始められ「どんな投信を選ぶか」さえ決めれば知識を身に着ける時間が無くても投資のプロが運用してくれるというメリットがあります。
一方、デメリットもあります。
「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」といった費用がかかります。
また銀行預金と比べると分かりますが元本が保証されているわけではありません。
運用はこれらをよく知ったうえで行う必要があります。
株式投資
どこかの会社が発行する株券を購入し、その会社が利益を出した時に配当を受け、価格が上がった時に売却するということで利益を上げる資産運用です。
配当と売却した時の利益を得ることができます。ただし手数料がかかります。
優良な会社では年に2~3%の配当を1~2回受け取ることができますが、配当を実施していない会社もあります。
また株主になると優待を受けることができる場合があります。
しかし株価が下がれば損失が出て元本割れになる可能性があり、会社が倒産すれば株券はただの紙くずになってしまいます。
長期の運用ができ高いリターンを期待できる代わりにリスクが高くなる可能性もあります。
不動産
不動産による資産運用には不動産〈単独)とREIT(不動産投信)があります。
不動産〈単独〉の場合はマンション、アパートなどを購入しそこから賃貸料を得る形です。
・毎月、一定の賃貸料を得られることを期待できる。
・購入の際のローンも賃貸料が上まわればそれで支払いができるし少ない支払金額で済む。
・ローンの返済額を賃貸料が上回れば、あるいは地価が上昇すれば資産を増加することができる。
といったメリットがある一方
・空き室が出た場合、収入を得られなくなる。
・物件によってはメンテナンスに費用がかかる。
などのデメリットがあります。
REIT(不動産信託)は多数の投資家から集めた資金で不動産を購入し、そこから得られる賃貸料や売却益を配当として投資家に分配するもので証券会社で購入できます。
・実際の不動産に比べ少ない金額で投資ができる。
・専門家が複数の物件に投資するのでリスクを分散できる。
・多数の物件から原資を得られるため分配金の安定、利回りも相対的に高くなる。
などのメリットがあります。
一方
・価格変動のために購入価格を下回る場合がある。
・さまざまな経営情勢等により価格の下落、配当の減少の可能性がある。
・個別の不動産については地震や火災の影響を受けて費用が増加したり投資法人の倒産の可能性もある。
などのデメリットがあります。
正しい知識を身に着け情報を集めることが必要でしょう。
最後に
初心者の資金運用、最初はわからないことばかりだと思います。始めてみなければわからないことも多いでしょう。
まず資金を用意すること、知識を身に着けることから始める必要があります。どんな投資商品があるのかを知りリスクを理解して投資することが大切です。元本が保証されているものからハイリスクハイリターンのものまで色々種類はありますが、無理のない形を選ぶのがいいでしょう。まずは貯蓄から始めそのことで資金を確保し貯蓄をしている間に知識を身に着けていくのがいいかもしれません。貯蓄として元本が保証され利息も受け取れる定期預金を考えるのもいいでしょう。漠然と貯蓄や投資を始めるのではなく、老後資金のため、マイホーム購入のため、病気や災害のの備えなど、しっかりと貯金や資産運用の目的を考えていくことも大切です
資産運用の初心者の方も、何もしないことはリスクがあります。少しずつ勉強しながら実践していくことが上達への道です。
リスクを低く安定的な運用をするためにこれらの情報が役に立つことを願います。