ポイントカードに上手に活用して、自由に買い物を楽しむポイントとは?

とても身近な存在となったポイントカード
スーパー、コンビニ、DVDレンタル、アパレルショップetc。
買い物やサービスの会計をするとき、「ポイントカードはお持ちでしょうか?」、「ポイントカードをお作りしますか? すぐに作れて、今日のお買いもの分からポイントが付きますよ!」
と店員に話しかけられることはごく当たり前の光景となりました。
店員が勧めてくれる通りにカードを作ると・・・
・貯まったポイントに応じて金券や商品と引き換えたり、商品を安く買ったりできる
・ポイント会員だけのサービスや優待セールがある
といった「いいこと」があります。
しかも、名前や住所をその場で記入することも少なくなり、「あとでパソコンから登録してください」などと言われることも増えました。
その場では何の負担もなく、ポイントは貯まる・・・。
好都合なことはたくさんあっても、不都合なことはなさそうです。
しかし、少し考えてみましょう。
なぜお店はこのようなサービスを行うのでしょうか?
このようなサービスを行うことで、お店は損をしないのでしょうか?
なぜ、ポイントカードというサービスが成り立つのか?
現代の日本では、安くていいモノがたくさんあふれていて、「モノが売れない」状況が続いています。
お店や企業は長い間、「どうしたら自社のモノが売れるか、消費者に買ってもらえるか」ということを試行錯誤してきました。
その悩みを解決するための画期的な手段として登場したのが、実は「ポイントカード」なのです。
お客さんにポイントカードを発行してもらうと、お店や企業は、お客さんの個人情報を得ることもできるし、
「うちのお店で買うとポイントが貯まってお得ですよ」と伝えてお客の囲い込みを行うこともできるのです。
つまり、ポイントカードによるお客さまサービスは、お客側にも「メリット」を少し供与しながら、自分たちはそれ以上の「メリット」を手にするために行われているというわけです。
企業や店は、自腹を切ってまでお客にサービスすることはありません。
それは、決して責められることではなく、利益を追求するのが企業の存在意義である以上、当然のことなのです。
ポイントカードで機会損失?!
多くの銀行員は、いろいろなお店で発行されているポイントカードを持つことを拒否しています。
というのは、前述の通り、ポイントカードで大きく得をするのは自分ではなく、発行しているお店の方であることを知っているからです。
また、ポイントカードを持つことで、「多くの機会を損失している」と考えるのです。
この場合の機会損失というのは、他にもっといい選択があるかもしれないのに、ポイントカードに行動を縛られて選択できないということです。
では、ポイントカードに行動を縛られるとはどういうことでしょう?
・「あと300円分買ったら、もう1ポイントつきますよ!」と言われて、わざわざすぐには必要ではないものまで買ってしまう。
・「今日はポイント5倍デー」だから、と、欲しかった以上に多めに買ってしまう。
・「ポイントをつけたいから」と、わざわざ遠回りしてお店に寄って、「わざわざ来たから」とついで買いをしてしまう。
などなど、このようなことです。心当たりはありませんか?
こうしたことを避けるため、銀行員はポイントカードを持たないという選択をするのです。
ポイントカードに振り回されないためには
では、ポイントカードに縛られないで「買い物の自由」を得るには、どうしたら良いのでしょうか。
「あと300円買うと1ポイント追加」、「ポイント5倍デー」などのあま~い言葉をスルーして、必要な分だけ買ってポイントをつければいいのでしょうか?
もちろん、それも一つの方法です。生活の中で、必要なものを購入する際に繰り返し使うお店のカードなら、このような方法も有効でしょう。
ですが、もっと有効な方法があります。
それは、
お店で「ポイントカードを作りませんか?」と言われたときに、ニッコリ笑って、「いいえ、結構です」と答えることと、
今持っているポイントカードも、基本的には全部捨てるつもりで整理することです。
もう一度書きますが、残しておいていいポイントカードは、「いつも生活に必要なものを買いに行くお店のポイントカード」だけですよ!
それ以外のポイントカードとはサヨナラです。
さあ、これでお財布もスリムになりました。お金を増やすための準備が整ってきましたね!