不動産経営を始める為に必要な年収は?事前に資金を貯めて効率良く経営

不動産経営は始める為に必要な資金が多額ですが、ローンを組むことによって資金が全く無い状態からでも始められます。
しかし、全額ローンの場合はあらゆることに不都合が生じます。日頃から安定して得られている年収も大きく関わります。
不動産経営を始める為に必要な年収と、資金の必要性について説明します。
不動産経営に最低限必要な年収
不動産経営をする為には、賃貸物件にする為の建物を購入しなければなりません。
マンションの一棟買いは数千万円にも及ぶので、年収や資金が充分ではない場合は、一棟買いではなく部屋ごとに購入することになります。
年収は資金だけではなく、ローンを組む際の審査にも影響します。
年収が低ければ、それだけローンを組める金額は低くなるので、低い年収でマンション一棟買いを実行する為には、膨大な資金が必要になります。
年収500万円程度であれば、1000万円程度のローンは組めますが、これでは新築ではなく築20年の劣化した建物しか一棟買いは実現できません。
不動産経営に必要な資金
不動産経営の為に必要な資金は、建物の購入だけではなくこれから経営していくにあたって起こる、建物の修復にも使用します。また、リフォームをする際にも100万円程度の資金が必要になります。
その際にも資金不足によってローンを組むことになれば、建物の購入の為に組んだローンと合わさって、完済するまでの期間が延びてしまいます。
どれだけ早くローンを完済して、家賃収入を全額懐に入れられるかが重要なので、修復やリフォームの細かい料金は資金で賄うことが大切です。
建物の設備の修復と戸数
築年数の経過によって劣化する部分は、外装や内装だけではありません。
部屋の電球やガス給湯器など、築年数の経過によって劣化する部分が非常に多いです。
貸している戸数に応じて、結果的に必要になる資金が増えるので、多くの戸数を持ちたい場合はそれだけ多くの資金を準備することが重要です。
また、築30年などかなりの年数が経過している場合は、風呂釜など多額の修復費がかかる設備が破損する可能性があります。
複数の部屋の設備が同時に破損すれば、一度に大きな金額が必要になります。
資金を多く準備することによって得られるメリット
資金を多く準備することで得られるメリットは、入居者が家賃を多少滞納しても生活に支障が出ないことです。
長期滞納されてしまえば、場合によっては死活問題になりますが、その時の為の収入の補填として資金を準備しておけば問題ありません。そして、頻繁にリフォームを行うことによって、他の同じ条件の賃貸物件よりも、自分の賃貸物件に入居者が集まります。
その際には家賃は引き上げずに、今まで通りの家賃にすることが大切です。
また、建物は築10年を経過すれば、大規模修繕工事の可能性が出てきます。その為に、分譲マンションとして提供している場合は、修繕積立金を徴収しなければなりません。
しかし、滞納者が多ければ修繕を実行できないので、不足分を資金で賄うことになります。
低い年収で不動産経営をする際の注意点
年収300万円程度で不動産経営をする場合は、相当効率良く経営しなければ後々後悔することになります。
まず、年収が低いことによってローンを組める金額が少額です。つまり、築年数が経過した建物を購入することになるので、入居者集めに苦労します。
年収が低い場合は、それだけ多くの資金が必要です。そして、土地代もかかってくる場合は慎重に立地を決めることが大切です。
駅チカは人気の立地ですが、価格が高いので年収が低ければ購入は難しいです。郊外であっても、近くに大学があれば学生によって常に満室状態を維持できる可能性もあります。
まとめ
いかがでしたか?不動産経営はより多くの利益を得られますが、それだけ必要な資金は必要になります。
低い年収をカバーする為には、多くの資金が必要です。そして、より効率的な不動産経営が求められるので、事前準備をしっかり行いましょう。