投資用にしたい不動産購入の注意点

はじめに

投資用不動産購入の注意点は何でしょうか。収益の得られることが重要です。

購入価格はもちろんですが、物件選びや資金計画も重要です。

既に知っている方も忘れてはいけませんから、おさらいの意味でも整理しておきましょう。

物件選び

ここで取り上げる物件とは投資用物件のことです。賃貸に出したり、転売目的に購入する不動産のことです。

投資用ですからある程度しっかりとしたものでなければなりません。立地条件も重要です。いい場所です。どういうところでしょうか。

まず居住用に賃貸したり、商業用のテナントを入れる場合、駅から近いと使う側は便利です。駅から遠いとどうでしょう。

高額な駐車場代がかかるのでは経費は削減しにくく、利益が出にくい固定費ばかりとなり、別の場所に移転したくなります。

訪れるお客さんにしても駅から近ければ行きやすいです。

満室は理想です。空室も出ますから、住みたがるような人気のある地域とか、再開発が行われた地域のようなリスクを減らせる要素を持つ物件がいいのです。

物件選びでは現地に訪れることは重要で、不可欠なことです。住まなくても、アパートを借りるときのように、現地に行ってさまざまなことを確認した方がいいです。

物件の説明書ではいい点やメリットを載せていますが、マイナスな点は載せたがりません。わからないことが見えてきますから必要なのです。

不動産価格

不動産価格、あるいは不動産の相場はどうなっているでしょうか。最近は長い下落傾向から一変して下げ止まっているようです。

もちろん、下落を続けている地域も多いです。やはり都心の便利なところや人気のあるところは下げ止まったり、上昇しています。

たとえば東京スカイツリーやあべのハルカスの周辺は上昇しました。

競売物件

よく競売物件が一般の物件よりも安いからと言って飛びつきたがりますが、慎重にした方がいいです。

物件を落札できても、占有者（所有者とは限りません。相続人やその他の人です。）がいて、立ち退きに応じないケースがあるからです。

そういう場合は法的措置を取るのですが、そういうときは専門家である弁護士に依頼することが多く、それなりに手数料がかかることになるのです。

資金計画

どんなにいい物件でも資金計画を立てて、資金調達できなければ買うことすらできません。ローンを利用するなら審査が下りるのか確認しておいてください。

必要なのは物件そのものの金額だけではありません。固定資産税（毎年かかります。都市計画税のかかるところもあります）や修繕費がかかります。

不動産業者に仲介してもらったのなら手数料がかかります（事前に説明があります）。

転売

扱うのは投資用物件ですから、安く買って高く売って高い収益（利回りのいいもの）を受け取れればいいのですが、そうは簡単にはいかないものです。

高い収益があるところは仕入れる際のコスト（税金もあります）もそれなりにします。

それに相場が下落しているときは、購入希望者が欲しがるようないいものでないと思うように売れません。時間的にも、1か月、3か月とかかるかもしれません。

株式とは違って、すぐに売れることはほとんどないと思った方がいいです。

おわりに

投資用不動産購入の注意点ということでポイントを押さえてきました。

ビジネスですから、売却にまで目を通さなければいけません。

税金については別の機会で説明したいと思います。売り物件や相場などの情報収集も不可欠です。チャンスを捉えることができるからです。