融資を引くときに欠かせない!木造建築物の耐用年数について

はじめに
◆木造建築物と云えば、日本では一軒家やお寺などをイメージしますよね。日本の建築物の古くからの形式でもあり、代表的な建築方法ですよね。
今回は木造建築物と、その耐用年数について紹介します。
木造住宅のこと
◆木造建築物、材木が盛んな日本や欧州、それにアジア各国やアメリカなどと云った国々が古くから取り入れている建築方法の一つであり、主に木造を使った材料がメインとなります。住居ルネッサンスの意味でも古い建築方法の一つであり、今でもなおそれが基本的な建築ルネッサンスの一つともいえるでしょう。
日本では古くからお寺の建築や一般向け民家の建築、家を除けば山口・岩国の錦帯橋も木材を使った建造物とされています。さらに世界へ目を向ければアメリカなどのログハウスも木材を使っており、スペイン・セビリアのメトロポール・パラソルが世界最大の木造建築物として注目されています。
そういう意味でも、木造建築は歴史ある建築方法の一つであることを物語っています。
木造住宅の耐用年数
◆次に木造住宅の耐用年数について、説明しましょう。
木造住宅の耐用年数は法律によって定められています。木造・合成樹脂で作られた住宅の耐用年数は22年と決められており、木造モルタル造のものに関しては20年と定められています。これらを見るだけでも、木造住宅の耐用年数は約20年前後と定められており、鉄筋コンクリート造りの住宅の耐用年数は約47年であることを比較すると、耐用年数的にはコンクリート造りの約1/2前後となっています。
しかし、これらの耐用年数は一般的な建物の寿命としては表しているとはいえず、実際はそれ以上に使えるよと云うことになります。建設から約50年たった今でも、今なお健在の住宅もあるくらいですので、実際のところは平均耐用年数以上に住宅は保たれていることがお分かりいただけることでしょう。
木造住宅の耐用年数以上を超えると、古くてあちこち痛み出すこともおありでしょう。しかしながら、木造住宅そのものをリフォームしたり、建物の状態によってはリノベーションをして新築とそん色ないくらい、快適な居住性を得る事が出来るという前例があります。
木造住宅も、手を加えればまだまだいけるんじゃないの?と云う感じがしますし、耐用年数以上に永らえているのですから、まだまだ捨てたものではありません。
耐用年数が来たから建て替えとお思いの方がいらっしゃることでしょう。しかし、法律が定めた耐用年数はあくまで目安であり、実際は築50年近くの木造住宅であっても、まだまだ第一線で活躍できたり、場合によってはリノベーションをして新築とそん色ないくらい快適な居住空間を得る事が出来る等、耐用年数以上の寿命記録も打ち立てられることでしょうし、リノベーションなどと云った柔軟な発想が、木造住宅の耐用年数以上の活躍をしてくれるでしょうし、秘めたる可能性を十分見いだせる事が出来るのではないかと邪推したくなります。
終わりに
木造住宅の耐用年数は、約20年前後と云われているでしょうが、実際はそれ以上に活躍し場合によっては耐用年数の倍以上の活躍をしている住宅もあるのです。最近は前述したリノベーションを施した住宅もあり、リフォームも含めて大事に住む意識を住民に芽生えさせてくれるのですから、可能性の芽はまだまだ伸びることでしょう。
それまでの既成概念を打ち破り、耐用年数の倍以上の活躍をしてくれる木造住宅はまだまだ侮れないようです。