初めての新築不動産投資!土地を購入のポイントとは?

はじめに
土地は民法では動かないものと定義されています。土地と云うと建物と土地がセットされているのが一般的でしょうが、土地と建物は別個として扱っているのが日本の法律における不動産の定義ですが、土地や建物はいずれも不動産としてカウントされます。
不動産における土地は陸地として考えるのが普通ですが、実は空中や地価も土地として定義されます。ただし、ごく限られた範囲の区分の話となりますが。土地を所有しただけで有形固定資産となります。
●ちなみに土地については、資産としては有形固定資産としてカウントされます。もし、これを勘定科目として処理してみましょう。これは当然固定資産として仕分けられることになり、例えば企業が持っている運動場や社宅の土地などが主な例です。
仮に土地を投資目的の所有や第三者に貸し出す場合は、投資その他の資産勘定として処理されてしまいますので、記入をする際には別途記入となります。土地を計上する際には仲介手数料など必要金額を計上しておく必要があり、取得原価主義が適用されるわけです。
●しかし、不動産取得税や登記料など各種付属費用については、土地勘定に算入しても必要経費として損金算入しても任意で決められるものがありますので注意が必要です。
建物や構造物などと違う点を挙げるとしたら、使用年数の経過などで価値が下がるものではないので、減価償却が出来ない非償却資産として扱われますので、土地売買をする際には消費税の課税対象外となります。
土地の購入
あなたがもし、土地を購入したとしましょう。土地を購入するためには費用がかかりますが、お弁当を買う感覚で土地を買う事が出来ないのが現状です。しかし、ローンを組むことで土地を購入する事だってできるわけです。
それでは土地を購入するとしましょう。購入には以下のプロセス通りになります。
自分が欲しい土地を探し、不動産へ向かい購入の手続きをする
→自分が気に入った土地を探し、不動産屋さんへ出向き購入手続きなどをしてもらうことになります。価格や契約条件の交渉もこの時点で行う事になります。
土地の売買契約を結んでおくこと
→不動産屋さんからあなたへ、土地購入の際の重要事項の説明を受けることになります。それを済ませたら、契約締結を結び同時に売主への手付金を支払うことになります。
ちなみに手付金は土地売買代金の約10%となりますが、契約によって異なることがありますので注意が必要です。
土地の引き渡しをする
→残りの代金はこの時に清算しておきます。所有権移転登記(ローン利用は抵当権設定登記)の申請手続きを済ませてから、物件購入の際の残り費用や土地購入諸費用もこの際に支払っておきます。
以上のプロセスを経て、ようやく土地を購入する事が出来ます。土地を購入したら家を建てる方が一般的でしょうが、その後は敷地の測量や地盤調査をしてから正式に土地が引き渡されることになり、あなたはようやくその土地の所有者となるわけです。
●手付金の支払いについてお話しておきますが、売買代金の一部が手付金として支払われることになります。基本的には10%程度の金額になりますが、場合によっては売主と買主双方の協議により手付金そのものは変動することになります。
契約から引き渡しの間にキャンセルとなった場合、手付金そのものは戻ってきませんので注意が必要です。しかし売り主からキャンセルされた場合は手付金の二倍の金額が支払われます。なお、契約時には手付金のほか印紙税と仲介手数料の半分の金額がかかりますので注意してください。
●残金の決済をする時に支払っておきたいのが、売買代金から手付金を引いた残りの金額を支払っておきましょう。ちなみにこの金額は売主名義の口座に振り込むのが一般的ですが、住宅ローンを融資して支払う分に関しては、金融機関から直接振り込む事が出来ます。
最後に
土地を購入するのは、お弁当を買う感覚で購入する事が出来ないことや、土地を買うのにこれだけの費用がかかることを理解していただけましたでしょうか?
土地購入後は住宅を建てたり、畑として活用したりと使用用途は購入する側の自由となるわけです。
土地を購入する前に一つ参考にされてみてはいかがでしょうか?