融資申請で覚えておきたい不動産担保融資と信用保証協会の活用について

はじめに
銀行及び金融機関にて借金をするということは、利息を含めた形で契約書にて契約をして返済することで完結します。
しかし、何かの事情で返済が困難な状況に陥ったときには、融資をした債権者は貸し倒れとならぬように何ら処置をしなければならないので、担保となるものを売却して融資を回収させています。
今回は、様々な担保についてお伝えしていきます。
不動産担保融資
不動産担保融資は土地や建物に融資をすることです。
土地や建物は確実に 債務の穴埋めをすることが出来るので、金融機関としてはリスクを抑えることが出来て融資がしやすくなります。不動産担保融資であれば審査のハードルが低くなるので資金調達がしやすくなります。
また、貸し倒れのリスクが減ることは、 リスク回避の手段である金利の設定に有利となり低金利での融資が長期で利用できるようになります。
融資額は担保である不動産の資産価値に応じて決まり 、高価な不動産であればそれだけ多額の融資が出来、逆に不動産が二束三文であれば融資も小額となります。
不動産を担保にするためには、金融機関が担保を設定する必要があり、
それは「抵当権」「根抵当権」「質権」の3種類に分類できます。
「抵当権」
滞納などの債務不履行が起きたときに、担保物件に掛けて競売に掛けて返済に充てることが出来る権利です。
「根抵当権]
債務不履行時に行うことは同じですが、一回の融資の契約で消滅する抵当権と違い、根抵当権を抹消しない限り継続する権利です。
「質権」
債権者が完済するまで担保物件を預かり万が一債務不履行となれば処分して返済に充てることができる権利です。
信用保証協会とは
信用保証協会とは昭和28年に設立された公的機関です。 現在、各都道府県に1法人で全国で52法人があります。
中小零細企業にとって銀行からの融資を受ける際に、殆どのケースで信用保証協会と何らかのつながりを持つことになります。信用保証協会は銀行と借り手をつなぐ大きな役割を果たしています。
中小零細企業が資金調達をするためには銀行に対して信用がなければなりません。
銀行から融資を得るには保障協会を利用できる
銀行も中小零細企業に対して融資をする際に、よほどのことがない限り保険がないと融資を出す事は難しくなります。その双方をつなぐために信用保証協会は、中小零細企業の足りない信用度を高める役割として通常、その融資残高に対して80%を保証するのです。
銀行にとっては、万が一融資したお金が返ってこないとなると80%は保証協会が代位弁済(肩代わり)してくれるわけですから、中小零細企業に対しても融資がしやすくなります。ただし、あくまでも銀行に対しての保証ですので、中小零細企業からすれば債務がなくなるわけではありませんのでご注意下さい。
最後に
会社の設立で成功することは、お客様である一般社会との付き合いで信用される事が大事です。
それと同様に会社の融資を受ける際にも銀行や信用保証協会からの信用される事が大事です。
銀行及び金融機関にて担保査定が足りなくて融資がむり、あと一押しの力がほしい時には、信用保証協会から保証さえ貰えれば、中小零細企業は信用度を高めて融資を受ける事が可能です。
試してみてはどうでしょうか。