投資で失敗しないための失敗事例

はじめに
興味があってもそれ以上に、リスクや失敗を恐れて踏み込めないと感じてしまうのが投資の一つの側面でしょう。
無知は不安を増幅させてしまいます。。
いくつかの失敗例を参考に、失敗しないためにはどのような点に気をつけるべきなのか?一緒に考えてみましょう。
不動産投資での失敗例
『修繕積立金の存在を知らなかった・・』
月々の収支が良いからここにしよう♪ と決めた物件が、実は修繕積立金不足で追加料金を請求されたという事例。
修繕積立金を支払わない⇒その物件の修繕ができない⇒資産価値が下がってしまう
という流れが起きるため、やむなく修繕積立金を払うこととなり、予想外の出費になってしまったという残念な失敗例です。
『目先の利益に惹かれ・・』
空室リスクを避けるためにサブリースで契約をしていたけれど、物件の条件を見ながら担当者と話し合った結果、サブリースから普通の賃貸管理へとチェンジ。
空室リスクが低そうだから少しでも収入を増やそう!と思って動いた結果・・
数ヶ月後にまさかの入居者退去。次の入居者が見つかるまでの期間も予想より長く空いてしまい、損失が出てしまったという事例。
株やFXでの失敗例
『損切りのタイミングを見極めきれず』
株投資においてとても大切な損切り。
自身の持っている株価がどどん下落していく・・けれど、もしかしたら上がるかもしれない。
とりあえずもう少し様子を見てみよう、もう少し、、となかなか損切りを行うことに踏み切れず、塩漬け状態なってしまい泣く泣く売却することになったという事例。
※塩漬け状態・・・売れに売れなくなり、放置したままの状態
『ナンピン買いで負のループ』
※ナンピン買い・・・保有している株が下落した際に買い増しを行い、平均取得単価を下げるという買い方
どういった条件で下がったのかをよく分析せずにナンピン買いをしてしまい、株価の下落が止まらずに買う度に下落していく・・という負のループに入ってしまう事例。
上手い見極めができずにループにハマるというのは損切りができないで塩漬けになる状態と似ていますね。
投資信託での失敗例
『周りの強いプッシュに押され・・』
興味がないけれど、周りの強い勧めと銀行からのプッシュであまりしっかり考えずに商品を購入してしまった。その後、手数料や税金、経済悪化が重なり大きな損失を抱えてしまったという事例。
このような事例は投資信託だけでなく、他の投資にも当てはまりそうな失敗談ですね。
投資で失敗しないために
不動産投資での事例でもあるように、〝実は修繕積立金・管理費を払う必要があった〟などの失敗は物件を購入する際に受けた説明での確認不足などにより引き起こされる事が多々あります。
説明が長かったり、難しい単語や文章が多かったりなど、つい見落としてしまう場合があるのですね・・。
不動産投資に限らず、投資を行う際は、大事な部分を見落としていないか?再確認をしながら慎重に進めていきましょう。
目先の利益につい気が緩み、深く分析もしないままに動いた結果、想像以上の損失になってしまった・・などは冷静な判断ができずに招いてしまう失敗です。
こちらも投資全般にありがちな事ですね。
この気の緩みや楽観的な判断は、投資のみならず生活面での様々な失敗にも繋がるであろう人が陥りやすいパターンであるとも言えるでしょう。
自分の現状、投資対象の現状、世の中の現状、様々な現状を冷静に分析・判断して動くことが何よりも重要だと感じます。
おわりに
上記のように、様々な現状を冷静に分析していく事はとても大切です。
しかしだからと言って、余計な事まで考え過ぎて不安感に苛まれ、身動きがとれなくなるのもまた少し問題ですよね。
冷静に分析し、大丈夫だと確信が持てたら動く。
失敗を恐れ過ぎず、メリハリを持って投資に取り組むのが理想的ではないでしょうか。