お金を増やすための大切な考え方とは?

はじめに
まずは、振り返って考えてみてください。
昨年に比べて、あなたのお金は増えていますか?
また、3年前、5年前と比べた場合はいかがでしょうか?
「○○万円、増えています!」とすぐに答えられる人はどのくらいいらっしゃいますか?
逆に、「増えるどころか、減り続けています・・・。」なんてがっかりしている人もいるかもしれません。
でも、どちらの答えであっても、そのようにすぐに「増えた」「減った」を答えられる人は意外に少ないと思います。
きっと、ほとんどの人は「増えているのか減っているのか、わからない」のではないでしょうか?
そもそも、「そんなに大した金額じゃないし、残高なんて意識したことなかった。マイナスにさえならなければいいわ。」という方も多いことと思います。
しかしながら、そのような投げやりな考え方は今日限り、捨ててください。
そんなふうに考えている限り、絶対にお金を増やすことはできません。
お金を増やすためには、お金における意識させる習慣、考える習慣をつけることが何より大切なことです。
お金を増やす方法
自分の貯蓄額がいくらかを把握できないままに、漠然と「お金を増やしたいなぁ」なんて考えていても、実現するわけはありません。
このコラムをお読みいただいて、「お金を増やしたい」と願っている人に、必要な最初の行動はご自分の「お金が今いったいいくらあるのかを正確に把握する」ことです。
それが「お金を増やす」ための第一歩です。
お金増やし方はお金のプロが知っている
お金を増やす方法にはどんな方法があるでしょう?
たくさんの人が一攫千金を狙います。購入する宝くじや競馬などのギャンブル、あるいは株式投資などがまずは頭に浮かぶのでは無いでしょうか?
堅実な考え方をする人なら「コツコツ貯めます」「仕事量を増やして稼ぎます」という風に考えるかもしれません。
しかしながら、堅実な方法をを実行して望んだとおりにお金を増やすことができた人は、果たしてどのくらいいるのでしょうね。
宝くじの1等の当選確率は、約1000万分の1と言われています。
ギャンブルや株式投資では儲けるどころかかえって損をしている場合も多いことでしょう。
コツコツ貯金では、なかなか大きな金額は貯まりませんし、「働き過ぎると体への負担も大きい上に、忙しすぎて増えたお金を使う暇もない・・」、なんてことにもなりかねません。
健康を損なえば、本末転倒でしかありません。
銀行員へ相談する?
そんなふうに聞くと、「じゃあどうやってお金を増やせばいいの?」と不安に思われるでしょう。
しかし、大丈夫!もっと効率よく確実にお金を増やすことのできる方法があります。
そして、それを知っているのが「毎日お金を扱い、お金と真剣に向き合っている」銀行員なのです。
だからと言って、「じゃあ銀行に行って相談しよう!」と早とちりしないでくださいね。
いきなり銀行を訪れて「お金を増やしたいんですが・・・」と相談した場合、返ってくる言葉はだいたい予想がつきます。
・ボーナスは、絶対安全確実な定期預金に!
・外貨預金で海外投資にチャレンジを!
・年金代わりに、投資信託で長期運用を目指しませんか?
上記の言葉を勧められることでしょう。
銀行員はお金についてのプロだし、日頃「お金を増やす」ことを仕事にしているのだから、”信用できる!”と考えがちです。
言われるままに定期預金を始めたり金融商品を買ったりしてはいけません。
せっかく今あるお金を、銀行員の勧める金融商品につぎ込んでしまっていては、今後もあなたのお金が増えることはないでしょう。
ここで考えてほしいのは、銀行員が売っているのはあくまでも自社(=銀行)の商品だということです。
つまり、銀行が儲かるからこそ、あなたに買って欲しいと思い勧めているのです。
あなたのお金を増やすために勧めてくれているのでは、残念ながらありません。このことを「ひどい!」と責めるのも間違っています。
どんな企業も利益を出すことを目的に事業を行っていて、銀行もそれは同じなのです。
ここでは、そういったからくりを知って、賢く対応することが大切です。銀行員が商売として販売する金融商品は避けた方が賢明です。
銀行員の“本音”と“建前”に注目せよ!
最後に
では、銀行員からいったい何をどのように学べばいいのでしょうか?
銀行員には「ウラオモテがありそう」「建前と本音が違っていそう」なんてイメージもお持ちではないでしょうか。
この「ウラ」あるいは「本音」、この部分に注目することが大切なのです。
銀行員は毎日お金を扱うことによって「お金との付き合い方」を学び、金融商品を販売するという仕事を通じて金融知識を身につけていきます。
また、お金を取り巻く人びとや企業を厳しいビジネス目線で数多く観察することによって「お金を増やせる人」と「お金を増やせない人」を見抜くことができるようになります。
銀行業務の中で身に付けたそれらのスキル、ノウハウを使って、プライベートでは自分のお金を増やしているのです。
中にはオモテの顔の銀行員としての行動とは矛盾するような行為もありますので、誰にも言わずにこっそりと行っています。
銀行員の持つ二つの顔、ウラオモテのオモテというのは、いわゆるお金についての一般常識のことです。
この一般常識があなたのお金を増やすことの障害になる場合があります。
次回、具体的に説明していきたいと思います。