借金には良い借金と悪い借金があることをご存知ですか?

はじめに
みなさんは世の中に良い借金と悪い借金があるのをご存知でしょうか?
借金=悪いことと思っている人が多数ではないでしょうか、ただリボリングや、キャッシングなどは悪い借金と言えます。
ここでは良い借金と悪い借金は何なのか紹介します。
「いい借金」のススメ
「いい借金」というものが存在します。
そう言うと、「借金にいいも悪いもあるものか!絶対にしてはいけないよ!」とかたくなに言い張る人も多いものです。
親から「借金だけはするな」と教えられたなんていう話もよく耳にします。
お金を他人から借りることは絶対の悪だ、と考えている人たちです。
ですが、そこにはたぶん借金というものに対する誤解があるのだと思います。
私も、「悪い借金」についてなら、絶対にしてはいけない!と声を大にして言います。
家族や友人がしようとしていたら、必死になって止めるように説得します。なので、決してそのような考えは間違いではないです。
ただ、「いい借金」というもののあることを、ぜひ知っていただきたいと思います。
「いい借金」というのは、借りたお金につく金利以上のリターンを得るための借金のことです。
多くの企業がしている借金のことです。言葉を変えれば「投資」のための資金を借りるということです。
大量に仕入れることで仕入れコストを抑えることができます。
でも、それほどの資金はないというときには仕入れ資金を借金することになります。
当然その借金には金利が付きますが、その金利をカバーしてさらにプラスが見込めるだけの売り上げが見込めるのなら、この場合の借金は「いい借金」=いい投資ということになるのです。
個人で考えた場合の「いい借金」とはどのようなものを指すのでしょうか。
原則は、企業の場合と同じです。
借りたお金によって収益が生まれ、その金額が金利を支払ったあとでもプラスになること、それが「いい借金」となります。
非常にシンプルなことですね。お金を増やそうと思うのなら、「いい借金」を活用していくことを考える必要があります。
「悪い借金」の一例とは
銀行員は、日々の業務としてお金の貸し借りをしています。
ですから、お金を借りた人がそのお金を元にどうなっていくのか、その一部始終の実例をたくさん知っています。
お金を借りるのは、なにも貧しい(=お金がない)人とは限らないです。
一見お金持ちに見える人でも、実情は借りたお金でなんとか事業資金を回し、利益を上げつつも返済にも迫られ、さらに追加で借金する、いわゆる「自転車操業」を行っている人もたくさんいます。
持っているお金の多い少ないにはあまり関係なく、お金持ちでも借金のせいで身動きが取れないという人も結構多いものです。
借金には「いい借金」と絶対にしてはいけない「悪い借金」があります。
悪い借金というのは、
・キャッシング
・ショッピングローン
・リボ払い
などのことです。銀行員は、これら「悪い借金」には絶対に手をつけないです。
これらのどこが悪いのだろうか?
それは、
「今すぐ、これが欲しい!!」
という計画性のない衝動に突き動かされた買い物のためであったり、
「今あるお金では買えないけど、これを持ったらカッコいい」といった、感情価値に左右された「見栄」を張りたいための買い物のためであったりするからです。
結果や将来についての熟慮のない衝動的な借金は、すべて「悪い借金」と言っても過言ではないです。
まずは何よりも「悪い借金」にサヨナラしよう
ここまで読んでいただけたら、キャッシングや分割払いによる買い物が「悪い借金」であることはご理解いただけたと思います。
「これが欲しい!」と思ってキャッシングして高価な時計を買ったとしても、ほとんどの場合、その時計は何も収益を生みだしてはくれないです。
「リッチで優雅な気分にひたりたい!」と思ってリボ払いで高級家具を部屋に揃えたとしても、それが直接収益に結びつくことはないです。
もしも、今の段階で消費者金融やクレジット会社からのキャッシングや借り入れがある人は、
お金をこれから増やしていこうと思うなら、まずはその返済に努めたほうが良いです。
過去の買いもので24回ローンなどを組んでいる人も、大変だとは思いますが、ボーナスや臨時収入などを利用して一括返済を考えたほうが良いです。
一時的に目先の貯金や手元のお金は減ってしまいますが、「悪い借金」が残ったままではお金を増やすことは絶対にできないです。
「もともと手元にお金がないからキャッシングしたんだ!そんな簡単に返せるわけないだろう!」と、
ここまでを読んでお怒りの方もいらっしゃるかもしれないです。
でも、個々の事情はともかく、キャッシングやリボ払いが「悪い」ということはご理解いただけましたでしょうか?
もしご理解いただけたのなら、ぜひとも「悪い借金」とのサヨナラに集中したほうがよいです。
毎月の収入では、どうやっても一カ月の生活を賄えないのだとしたら、これまでの生活を見直してみよう。
・家賃は適正?見栄のためにいい部屋を借りてないだろうか?
・お金を借りてでも飲み会に参加したりしていないだろうか?
・アルバイトの方の場合なら、もう少しお休みを減らして働く時間を増やすことはできないだろうか?
・今、買いたい、欲しい、と思っているもの・・・本当に、今のあなたに必要だろうか?
どんな生活を選ぶかはその人次第です。
私は決して「誰でも、こうすべきだ!」などと言うつもりはない
ただ、もしも「お金を増やしたい」と思っているのなら、今すぐにでも見直しをすることをオススメします。
早ければ早いほど、その分、いつか手にするお金も増えることを約束します。
最後に
良い借金と悪い借金の区別はつきましたでしょうか?
良い借金は、借金をしてその利息よりも多くの利益をだせばいいのです。
悪い借金は、見栄や感情的に、あれが欲しい、これが欲しいと半ば衝動的にリボルリングや、キャッシング、ショッピングローンすることです。
是非計画的に良い借金をして、資産を増やしたいものですね。