不動産投資ノウハウを身につけるための最も身近な方法とは?

この記事の目次
不動産投資ノウハウは日常生活で身につけられる
「不動産投資」という言葉には、
この記事では、日常生活という観点から「不動産投資」について考えます。
日常生活の中で、不動産投資の知識を身につけてみませんか。
「家を借りる」という行為は、不動産投資の知識を身につける上で最高の学習法
あなたが初めて一人暮らしをしたのは、いつのことでしたか?
「もう何十年も前の話」という方もいれば、「今まさに部屋を探しているところ」という方もいるかもしれません。
初めての一人暮らしが「持ち家」という幸運な方はさておき、多くの方には賃貸住宅を借りた経験があることでしょう。
その賃貸住宅も、大家さんという1人の不動産投資家が経営している「不動産」です。
「家を借りる」という行為は、不動産投資の知識を身につける上で最も効果的な学習法の一つです。
(「家を借りる」以上に有益な学習法は、「家を貸す」ことです。)
魅力ある物件の特徴が分かる
家を借りる立場で物件を探していると、「この物件はいいな。」とか「この物件はダメだな。」など、
物件の評価・判断を下すことができます。
ひとたび「貸す立場」になってしまうと、自分の物件の良い所・悪い所というものはなかなか目につきにくいものです。
部屋を借りる時に自分が惹き付けられたポイントをメモとして残しておくことで、
自己所有の物件を改良する際のアイデアやヒントになります。
また、賃貸物件のポータルサイトでも、
・使いやすいサイト
・物件を探しにくいサイト
・物件数の多いサイト
・個別物件の詳細情報が少ないサイト
など、さまざまな種類のサイトが存在しています。
借りる人が使いやすいサイトに自分の物件を登録することができれば、
内見を増やしたり空室期間を短縮化したりする効果が得られます。
店頭チラシにも、魅力的に見えるものもあれば、何の魅力も感じないようなチラシもあります。
店頭を訪問する時にチラシを注意して見るようにすれば、魅力的なチラシの作り方を身につけることができます。
良い不動産屋・悪い不動産屋を見分ける練習になる
「部屋を探しているんですけれども。」と不動産屋さんに入れば、
その不動産屋さんがお客さんにどのような対応をするのかを知ることができます。
「こんな不動産屋、二度と来るもんか!」という印象の悪い不動産屋さんもあれば、
「この不動産屋さんで部屋を決めたい!」と思えるような信頼できる不動産屋さんもいます。
印象の良い不動産屋さんの特徴としては、
・お客さんが入りやすい店構え
・適度に繁盛している
・電話やメールでの対応が速い
などが挙げられます。
家を借りる立場の時に不動産屋さんの特徴を見極める訓練をしておけば、良い不動産屋さんを選べるようになります。
家を貸す立場になった時、入居者さんへの態度が悪い不動産屋さんに仕事を頼んでも、何一つ良いことはありません。
入居時の契約の流れが分かる
家を借りる際、
・内見
・申込
・審査
・契約
・入居
という手順を踏むことになります。
家を貸す時も、立場が逆なだけで全く同じ行程をたどっていきます。
借りる立場で内見をしていると、印象が良い物件と、そうでもない物件があるはずです。
どのような点に自分が魅力を感じたのかをメモしておけば、貸す立場になった時に同じテクニックを利用することができます。
内見者さんへの手紙や、設備の案内冊子、ディスプレイなど、成約率を高めるテクニックには様々なものがあります。
部屋の整理整頓・清掃状態も、成約率にとって重要な要素の一つです。
「どうせハウスクリーニングが入るから・・・」と考え、退去後の部屋を汚い状態で放置してしまえば、成約率は極端に低下してしまいます。ハウスクリーニングが入ると言われても、「汚いなぁ・・」と感じた物件に申込む内見者さんはほとんどいません。
契約の段階では、借りる立場でも「賃貸契約ではこういった書類を用意するのか。」といった初歩的な流れを理解することができます。
「この特約事項は使えるな。自分が貸す立場になったら使わせてもらおう。」という風に、役に立つノウハウを盗むこともできます。
管理会社を見分ける練習になる
トラブルがあっても対応が遅かったり、電話しても担当者が名乗らないような管理会社さんは論外です。
管理会社に愛想をつかして出て行ってしまう入居者さんもいるので、管理会社の選択は慎重におこないたいものです。
賃貸住宅に住んでいる間に、劣悪な管理会社を見極める練習を積むことができます。
退去時の流れが分かる
部屋を出ていく際の「立会い」にも、色々なパターンがあります。
例を挙げれば、
・管理会社が立ち会う
・退去立会い業者さんが立ち会う
・大家さんが立ち会う
などです。
どのケースでも、原状回復費を払う・払わないというトラブルが生じる可能性はあります。
借りる立場としてはなるべく多く敷金を返してもらいたいものですが、
貸す立場としてはなるべく原状回復の費用が少ないようにしたいものです。
原状回復に関するトラブルを少なくする方法の一つに、入居時の契約書に退去時の費用負担を細かく記載する方法があります。
あなたが借りる立場で受け取った契約書に、退去時の費用負担について細かく書かれていたとしたら、あなたが貸す立場になった時にそのまま利用することができます。
まとめ
以上、「部屋を借りる」という「不動産投資ノウハウを身につけるための最も身近な方法」について紹介してきました。
家や部屋を借りる際、特に意識していなければ賃貸契約はなんとなく滞りなく過ぎていってしまいます。
実際は、不動産屋さんや大家さんが裏で膨大な作業をしてくれています。
借りる側があまり深く考えずに部屋を借りることができるのはそのおかげです。
いざ自分が貸す立場になれば、多くの作業が待っています。
「家を借りる」という日常に根付いた身近な行動からも、不動産投資を学ぶことは可能です。
「不動産投資って大変!」と深刻に考える前に、まずは賃貸契約書を改めて読んでみることから始めてみませんか?