米国で不動産を購入するには?? – その5 アメリカ不動産投資・戸建て編-

こんにちは。“恵比寿のI”こと、石原博光です。
前回は、アメリカ不動産投資の戸建てついて気に入った物件があった場合の行動についてお伝えしました。
米国で不動産を購入するには?? – その4 アメリカ不動産投資・戸建て編-
第五回目は、
米国で不動産を購入するには?? - その5 -
アメリカ不動産投資・戸建て編
今回は、シロアリの問題についてお伝えしたいと思います。
シロアリおよび建物調査について
シロアリおよび建物調査の結果は、問題箇所を示した写真付レポートで報告があります。
簡易な図面でも補足されていて、状況が手に取るようにわかります。さらに希望すれば現場で細かく説明してもらえます。
エキスパートによる駆除
これまで購入した新築を除く家々は、シロアリの被害があってそれぞれエキスパートによる駆除を行いました。
一度立ち会ったことがありますが、家じゅうを黒いテープで隙間を埋めて、警報装置をきって一晩かけて煙状の薬液で屋内を消毒しました
(一軒まるごと巨大テントで被せる場合もあります)。
アースレッドの超強力版というイメージです。
間違って人が侵入しないように、家の周囲を侵入禁止のテープでぐるぐる巻きにして、まるでクライムシーンのようでしたが、こちらではよく見る光景です。
そしてペットや野生動物(屋根裏に住み着いたアライグマなど)が巻き込まれる事故はよく起こるそうです。
幸運なことに今回シロアリの被害は皆無です。ちなみに同規模の家を丸ごと害虫駆除した時は1,070ドルで、さらに柱を入れ替えたり、痛い出費でした。ホームインスペクターからは、古い設備の不具合を多数指摘されましたが、古い家なので予測の範囲内でした。
違法増築について
違法増築部分についてもアドバイスをもらいましたが、無許可で増築した箇所をこわせば合法物件に戻るという説明でした。
これは許可を得ないでブリーズウェイ部分に部屋を三つも増築していたことが問題でした「breezeway」とは、家とガレージを結ぶ屋根付の通路のことです。このまま賃貸にだすと、なにか事故が発生した場合は建築基準を満たしていない危険な建物の所有者が罰せられてしまいます。
ということで、オリジナルの2bed1bathに戻してから、建築許可を取り付けて合法的に3bed1&3/4bath に変更する方針にしました。
参考までにこのエリアでは「2bed1bath」と「3bed2bath」の賃料差は400ドルくらいです。
その6へ続きます…
写真:違法増築部屋と壊したところ、新たに増築した画像