資金調達におすすめの国民生活金融公庫とは?

はじめに
一般の金融機関が行う金融を補完することを旨とし、国民一般、中小企業者及び農林水産業者の資金調達を支援するための金融の機能を担うとともに、内外の金融秩序の混乱又は大規模な災害、テロリズム若しくは感染症等による被害に対処するために必要な金融を行うほか、当該必要な金融が銀行その他の金融機関により迅速かつ円滑に行われることを可能とし、もって国民生活の向上に寄与することを目的として業務を行っています。
お金の調達
事業をしていると、どこからお金を調達してくるかというのは何より頭の痛い問題です。
まず、開業時には、事務所を借りるための保証金や、設備をそろえるための資金が必要になります。
さらに、商品を納めても、代金を回収できるのは通常2,3ヶ月先のことになります。
ところが、仕入代金はそれまでに支払わなくてはならない。どうしても、代金回収よりも支払いの方が先に来てしまいます。
資金繰り
資金繰りが大変なのは開業時だけではない。実際には、事業が軌道に乗った後も、頭が痛いものです。
ほとんどの事業者さまは売上が毎月変動するのではないでしょうか?
12月や3月は比較的売上が順調であっても、2月、8月などの閑散月にはどうしても赤字になってしまうという事業者さまも少なくないです。
税金
しかも、税金が更に資金繰りの悩みを深くします。
期末に抱えている在庫については、売れ残りであるにもかかわらず、法人税や所得税が課されます。
在庫は売れてお金に換わって初めて税金を払う力になるはずなのですが、なぜか税法では売れ残り在庫が多いほどたくさんの利益が計上されて、たくさんの税金を納めなくてはならない決まりになっています。
税理士さんが計算してくれる税金の額は、事業者さまにとって支払うことのできない金額であることもしばしばあります。
このようにして、会社の資金繰りはいつも厳しい状態が続くことになります。事業を営む上で、資金繰りの悩みは永遠です。
そこで、「中小零細企業でも申し込めば簡単にお金を貸してくれて、金利が安くて、担保や保証人も要件がそれほど厳しくない金融機関はないかしら?」と誰しも思います。
実際にはそんなに都合よくお金を貸してくれる金融機関はないです。
国民生活金融公庫
しかし、そんな経営者の希望に最も近い金融機関を挙げるとすれば、それは「国民生活金融公庫(日本政策金融公庫)」だろう
国民生活金融公庫というと随分お堅いイメージですが、「国金(こっきん)」と言えば、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
借入れをする際には、借りられるかどうかが最も大きな問題になりますが、金利や融資期間などの条件も非常に重要です。
国民生活金融公庫からの借入れは、「借りやすい」・「低金利」・「長い融資期間」の3条件を満たしていますので、中小零細企業の資金調達としては最も有利な方法だといえます。
まとめ
不動産投資をするとき、銀行からなかなか融資を得られないとき、国民生活金融公庫に相談するのは一番良いかもしれないです。
借主に良心的な利息で借りることができるし、また審査にも思いやりがあり、応援してくれます。
安易に銀行に借金をするよりは国民生活金融公庫に頼るのも1つの方法ですね。